ピティナコンペ 地区予選1回目が終わりました(前編)

こんにちは、奏の会ピアノ教室講師の本多祐里加です。
今月2日と8日で全員1回目のコンペ地区予選が終わり、ちょっと一息ついたところです。
今年は4人が挑戦しました。
みんな本当にお疲れ様(^^)
なんとびっくり3人が優秀賞をいただき、私自身も身が引き締まる思いです。
涙を飲んだ子もいました。
でも結果に関わらず、どの子も本当によく頑張り、成長を見せてくれた、私の自慢の生徒たちです。

よく巷では励ましの言葉に「努力は必ず報われる」が使われます。
私も言われたことがありますが、それって100%正しいでしょうか?
人生、頑張ってもダメなことっていっぱい経験しませんか?
ダメだったと落ち込む横で、思いがけないライバルが簡単に結果を出すことも。
特に芸術の世界は価値観の幅も広く、よくできたと思っても結果が出ないことがあります。
もちろん努力が足りなかったと反省し、改善していくことも必要ですが、努力=結果と強く結びつけてしまうのは危険だと思うんです。
とはいえ努力が無駄だとは全く思いません。
むしろ挑戦するからには、それ相応の努力をすべきだと思っています。
それは「努力は報われるとは限らない。でも、努力したものにしか成長はない。」だと感じているからです。

今回残念ながら賞をいただけなかった彼女も、大きく成長した一人です。
習い始めた当初はふにゃふにゃで、正直、この子はどうにかなるかしら?と思ったのに、今やB級の課題曲をこなせるまでになりました。
振り返れば確かに賞をいただいた子に比べると、表現の幅も狭くブレスも浅かったけど、とってもキレイな音で演奏できたんです。
私はこの子の演奏を聴いて、目頭が熱くなるくらい嬉しかった。
結果発表後の電話報告でも、私は先に結果を知っていたので「もしかしたら泣いて話ができないかも」と思っていたんですが、取り乱すことなく、しっかりと自分の言葉で報告してくれました。
冷静に受け止め、気持ちを切り替える強さをちゃんと身に付けているんだなと、ここでも成長を感じることができました。
これらの成長は、彼女の努力の賜物です。
そしてこうやって成長を感じられたことが、私にとっても最高のご褒美になりました。
彼女はきっとこれからもグングン成長してくれると思います。

ちょっと長くなったので一度終わりにしますね。













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